こちらはイペです。
私が次に使ってみたかった材料です。が、まだ弊社での実績がありません。

以前に『ウッドデッキネット』という会社の材木のプロフェッショナルであります『杭田様』とメールでやりとりをさせていただいた中で教えていただいたことを紹介させていただきます。

木の耐久性、美しさの点で考えると圧倒的にイペが上だそうです。
しかし、サネ加工の収縮性やコストで考えるとセランガンバツが上のようです。
これはセランガンバツは”人工乾燥”をかけているためです。
(木材の性質だけにこだわるなら、非常にコストはかかりますが『アコヤ』だそうです。)

木が痩せる度合いで一番大きいのが
サラマンドゥーバ(アマゾンジャラ)
次にウリンまたはイペ
その次がセランガンバツかイタウバ

皆さんは外壁に木を使用すると聞いてピンと思いつくものは杉ですよね。
これは、杉材が一般的に多く出回っているためで、短所の情報の方が出回っています。これに対してハードウッドはあまり世に出回っておらず実績も情報も少ない。よって、ハードウッドの長所だけが一人歩きしている状況です。
長所のみが出回っているものは検証をしっかりしなければならないと考えております。

木の良し悪しは、使用される方が『何に重点を置くか』で決まります。
耐久性か、木目の美しさか、暴れない材料かなどです。

結局のところ、ハードウッドも収縮は起こるものだと考えてください。

こちらは『パドゥーク』です。
カメルーン産です。
上の写真は使用前、下の写真は外部施工後1ヶ月です。1ヶ月で色が落ちます。
しかし、木目も美しく、触り心地もスベスベしています。
パドゥークは耐久性、反り、美しさ、収縮性において、完璧に近い材料です。
しかし、コストは非常に高く、また施工方法も違います。(サネ&ビスで納めないノンビス工法)

『何?ノンビス工法!?』と驚く方もいらっしゃるかと思います。
この『ノンビス工法』は次の機会にご紹介させていただきます。

次の写真からは使用実績がないため、あくまでも『こんな木もあるんだなあ』という風にご覧ください。気になるものがありましたら、ご自身で調べてみると面白いですよ。

こちらは『ジャヤ』です。

こちらは『ノーザンパイン(節あり)』※サーモウッドです。
サーモウッドとは簡単に説明すると、専用の室内において木を燻蒸(スモーク)したもの。
ハードウッドではありませんが、ノンビス工法で使用しておりますので載せておきます。

こちらは『アユース』です。
耐久性はあまりありませんので、こちらも外壁用にサーモウッドの工程を経ています。

以上がハードウッドの紹介ですがほんの一部です。
これから正確な情報が入り次第、文章に追加をかけていきます。
また、木の種類の情報も増やしていきますのでよろしくお願いいたします。

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